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SHURE SE215 購入しました。

先日、一年ちょっと使っていたオーディオテクニカのATH-CKS77からノイズが…丁寧に使ってきたつもりなので1年やそこらで…と思いましたが翌日の通勤中にはっきりとノイズ、死亡寸前でした。
音楽を聴かない生活は考えられないのでお昼休みにそのまま注文。
お店に行って試聴も考えましたがそんな悠長な時間はないので以前視聴したことのあるSHURE SE215を通販で購入しました。
オーテクのイヤホンを買う際に比較対象ではあったのですが
SHURE掛けがめんどい」
という理由で却下。音は好きだったのですがオーテクを買いました。

音は聴いたことのあるモデルだったのでそこまで過大な期待とかワクワクはなく今日昼過ぎに到着。

箱の中身
SHURE SE215

結構ちゃんとしたキャリングケース
SHURE SE215

各種3サイズのイヤーピース
(上段が”ソフト・フレックス・イヤパッド”下段が”ソフト・フォーム・イヤパッド”)
SHURE SE215

このソフト・フォーム・イヤパッドがかなりフィットします(個人差あり)。
潰して耳の中に入れて元に戻ると耳の形にフィット。

“潰して”
SHURE SE215

“元に戻る”
SHURE SE215

本体は補聴器みたい。
ケーブル交換が出来るので断線したらケーブルのみ購入出来ます(高いけど)
SHURE SE215

コネクタ部分が結構ゴツいので厚みのあるケースは干渉しちゃうかも。
SHURE SE215

と、こんな感じ。クリアは中身が丸見え。そこに惚れました。
詳しいスペックとかは詳しい方々がレビューしてるのでググってみてください。
実際使ってみた僕個人の感想としては、まず

・遮音性が非常に高い
ソフト・フォーム・イヤパッドのフィット感のおかげだと思いますがノイズキャンセリングというのではなく耳栓です。音がなくても結構な静寂が得られます。なので自転車乗りながらこれをつけるとかは自殺行為。止めましょう。
SHURE掛けによるタッチノイズの軽減も効果が高いようです。

・ケーブルが屈強そう
耳の近くのケーブルはワイヤーが入っていて頑丈+シュアー掛けがしやすいです。
また、結構太めなので頑丈だと思われます。

・ケーブルが長すぎ
ケーブルが160cmもある。長いってば。オヤイデから1mの交換ケーブルも出てるので純正が死んだらそっちに交換予定。

・厚みのある中域
高音は少しこもった感じ。よく言えば痛々しくなく品のいい高音。
低音はATH-CKS77と遜色なし、ただ中音域の厚みはあるので男性ボーカルは気持ちよかった。

あくまで素人の耳で聞いた感想なので苦情は受け付けませぬ。
使っていくうちに耳が慣れてきて色々不満も出るのかな〜と思いつつも、
¥9000未満でこれだけのクオリティのイヤホンを買える時代になったのか…と感動した32歳の1月下旬でございました。

BOSE Companion®20 multimedia speaker system 購入しました。

最近、出勤前も帰宅後もLast.fmを流しっぱなしにしてることが多くスピーカーをアップグレードしたいと考えていました。
アップグレードといってもアンプとパッシブという組み合せではなく、アクティブスピーカーでいい環境は創れないものかと色々物色していましたがAmazonのレビューなどでも非常に評判が良かったため、BOSE Companion®20を購入しました。

外装
BOSE Companion®20 multimedia speaker system

本体
BOSE Companion®20 multimedia speaker system

コントロールポッド
BOSE Companion®20 multimedia speaker system

BOSE Companion®20 multimedia speaker system

背面。右スピーカーがデジタルアンプを内蔵しています。
BOSE Companion®20 multimedia speaker system

バスレフポートとI/O
BOSE Companion®20 multimedia speaker system

今まで利用していたBOSEのCompanion®2との比較
高さはCompanion®20が高いですが奥行きはすっきりしています
BOSE Companion®20 multimedia speaker system
BOSE Companion®20 multimedia speaker system

MUTE、ボリューム調節はコントロールポッドで行います
MUTE中
BOSE Companion®20 multimedia speaker system

MUTE解除
BOSE Companion®20 multimedia speaker system

実際の操作

MacbookにBOSEのデザインはあうので見た目はもちろん、以前のものと比べ低音、特にベースラインの空気的な部分が自然に無理なくでるようになったし、一番驚いたのが音の低位が素晴らしくなったこと。正面で聞けばボーカルの位置などがはっきり浮かび上がります。

定価は¥33000なんですが、今は¥26250。期間限定割引のようです。

小さい音でもバランスよく音の出る良いスピーカーですよ。

“DerrickMay Live mix vinyl”

今日は珍しいアナログをご紹介。

“Derrick May 05 Days Off Live Mix-01″

(Non Stop Live Mix Recorded At 05 Days Off 2001 22/7)

2001年からAmsterdamのMelkweg(Leidseplein),Paradisoで始まった、屋内フェスティバル“05 Days Off”“05 Days Off”はベルギーのGhent(ゲント・花の都市として有名)で行われる“10 Days off”の前夜祭的なもので、そこでのDerrickMayのプレイを収録したアナログです。

今年の“05 Days Off”にはGrooveArmadaMissKittinが出演しており、Amsterdam+硬派テクノ+“阿蘭陀ならではの楽しみ♪”ということで本気で今年は行きたかったパーティです。

ロケーションもアムステルダム中央駅からトラムで10分位のところにあるLeidsepleinとい広場の近くで、ここのクラブは映画館などもある複合施設なのですが、音質も比較的よく音のヌケの良いところです。一昨年、DJhypeのパーティーに行ってきましたがオススメのクラブです。

(Melkweg外観)

アナログで曲単位での切れ目のないライブ盤をリリースすることは珍しくありませんが、DJmix自体は殆どがCDでのリリースなのでDJmixの為だけにプレスされた比較的珍しいアナログです。

どこの国のプレスかも明記されておらず、探した範囲ではDiscogsにもデータがなく、日本のレコ屋のオリジナルプレス臭いのですが詳細はわからず。トラックリストはこちら

これはPart1でPart2もあるのですが自宅内で遭難した模様なのでスキャンできず。実際は2時間弱プレイしたようですが、抜粋されて2枚のアナログにプレスされています。

買った当時は、soundcloudとかミックスをアップロードするサイトが少なくこのミックスもレコで手に入れないと入手できないのではないかという脅迫的な気持ちで買ってしまいましたが、これだけネットが栄えているのだから今だったら買わないですけどね、若気の至りです。

内容は、CDとかでのリリースを前提にミックスした感じではなく、またフェスティバルなどでDerrickが見せるお祭り騒ぎ的なミックスでもない、クラブでのグルーヴを大切にした内容となっています。ベンシム(BenSimz)のストイックなミニマルからPaperclipPeopleのド真中デトロイト、MarshallJeffersonのDrum Your Body、Sylvester”You Make me Feel”のリミックスとDerrickMayっぽさ満点ですが、決して無理に盛り上げる感じではなく全体の流れが重視された渋いミックスです。

アナログで見つけるのは難しいかもしれませんが、日付と”05 Days Off”というキーワードで調べれば出てくるのではないでしょうか?見つけた方はご一報おねがいします。

“Bootleg & Sampling Culture”

アナログの流通量が減少し始めてからかなりの月日が経ちますが、正規盤だけでなくBootlegもかなり流通量が減っていることをここ最近実感しています。
写真はBobbyHutcherson/Montara。Bluenoteのオリジナルで買うと¥7,000.-〜¥8,000.-。このブートは¥1,575.-。当たり前ですがかなりお得です。

ネタ元としてかなり有名な曲で、スチャダラパー/サマージャム’95やら、海外で言うと

L./CHECK THE FLOW(1995)

とか
LETHAL & DESTRUCTION / HOW HIGH CAN WE GOURBAN ESSENTIALS – THE FUTURE OF R’N’Bに収録。アナログカットは多分このコンピだけ)
など。MADLIBとかROOTSもネタとして使っています。HIP HOPだけじゃなくハウスで言うとKERRI CHANDLERがLARGEからのリリースで使ってました。

いまでも僕はネタ集めが好きで書籍版のSamolingLove(この本は自費出版)を片手にレコ屋を巡ります。特に好きなミドルスクールの元ネタを掘り、元ネタアーティストに出会い、音楽への造詣が深くなっていくという循環がDigの醍醐味でした。
上の2枚も元ネタ探しから派生して再びHipHopに行き出会った曲です。出会ったあとはBobbyHutchersonをもっと知りたくなり、つい最近ですがBlueNoteのオリジナルの購入に至りました。

ちょっと話は脱線してしまいましたが、JazzとかSoulって(個人的に)全く無知識の状態からだと何処から聞いていいのか分からなくないですか?少なくとも10年くらい前の僕はそうでした。
そんな時に、不純な出会い方かもしれませんが元ネタを掘るということからそのジャンルに入っていければ非常に壁が低くなると思います。

もちろん、Samplingネタに使われるような曲はもう既に流通量も少ないし、あってもバカ高いものがほとんどですがそういう時に救いになるのがBootlegです。安いし比較的渋谷あたりだったら出会いやすかったので珍重しておりましたが、ここ数年で一気に見なくなってきました。
“ブートはアーティストに収益がいかない”という意見もありますが、DIGGERは”本当にそのアナログにカネを払う価値があれば高い金出してオリジナルも買う”と思います。実際僕はそうだし。

データ配信などではBootlegは出せないし、そもそもそういうネタを探す人ってDJだったりそういう文化が好きな人が掘るので消費されるマーケットも限定されており、誰もリスクを犯してまでリリースしないことが多い。
元ネタを掘らなくなることにより、Samplingを多用するアーティストも減ってきていない?というのも実感しております。

利便性を重視する風潮の副産物で、大切な文化が失われつつあります。
利便性追求のあとには副産物以外、なにが残るのでしょうか?

“秋のLovers Rockデー”


今日は台風の影響か、東京では非常に激しい風が吹き、数日ぶりの快晴でしたが、もう残暑のキツさもなく帰宅後はゆっくりと音楽鑑賞してました。

今日ふと聴きたくなり引っ張り出した1枚。
TWIGGY / REMIND ME (Bobby “Bobby Digital” Dixon)
ジャマイカのベテランプロデューサー、Bobby “Bobby Digital” Dixon prodのラヴァーズ。
’95になぜかSonyがG’sFactoryという”わかりやすいレゲェ”をリリースするため?に作ったキャッチー&スカスカレーベル。

そのレーベルからTWIGGYがPatrice Rushenのカバーをした’95年の、ちょっとこそばゆいLovers Rock。

Bobby Digitalは、わかりやすいレゲェを作ってくれる人で、Scrediver /Ganja Killer 等の名作があります。

このころはお金儲けに走ったのか、このレーベルからカバー物たくさん出しています。

ベテランなだけあって、かなりクラシックなトースティングしたりしますが、この曲はしっとり分かりやすいカバーです。

宗教じみたドープなレゲェも気持ちいけど、何も考えずに聞ける1枚です。

“DJミキサー考察”

さよならPMC-580
PMC-580PRO

先週、3年ほどうちのメインミキサーとして僕に付き合ってくれたVestax PMC-580proが里子に出ました。
PMC-580は、先代の銘機PMC-50A(MK2ではないよ)の後釜として頑張ってくれました。
機能も豊富で操作性もよく、嫌いではなかったのですが、里子に出した理由として

(い)古きよきVestaxの質実剛健で素直な感じがない
→縦フェーダー、3BandEQ、各チャンネルのdbメーター、マスターアウトのdbメーターだけで良いのにUIがごちゃごちゃしている。

(ろ)エフェクターが邪魔
→エフェクターは殆ど使わないのに余計な機能てんこ盛り。最初のうちしかエフェクター使わなかった。

(は)EQのカーブが好みではない
→機材屋ではミックスの時の微妙な感じがわからない。そもそもミックス時もあまりEQ使わない。

(に)音質が好みではない
→これは完全に個人の好みですが。PMC-50Aに比べ、無駄に低音域をブーストしてる感じ。バランス悪し。

総評→VESTAXにしてはごちゃごちゃしててオモチャっぽい。これに尽きる。

以上。
思いつく範囲では上記のような感じですが、まだなにかあるかも。

もちろん購入したときは機材屋にアナログと針を持って行き試聴を何回もしました。
納得して買ったつもりが、使っていくうちに”しこり”が高まっていったのが正直なところです。

昔働いていたクラブでも”Vestax PMC-46“と長年Vestax製品を愛用してきたので、
ある程度、盲目的に信じて購入してしまったと今は思います。

もちろん10年前にDJミキサーに求められていたものと、現在求められてるものは違うと思います。
再生するソースがアナログからデジタルに遷ってきているので当然でしょう。

色々書いていますが決してPMC-580がダメなわけではないですよ?
銘機だと思います。各チャンネル+マスター+マイクの各チャンネルに独立したエフェクター搭載はPioneerDJM800より先に実装されたと思いますし、自分的にはフィーリングもPioneerよりも合っていました。

ただ、その分音質の部分で納得いかなかったというか、3年使って露呈してきた部分が大きかった。

とりあえず今はVestax PMC07proにターンテーブルをつないでいますがVestaxらしい、特にどこの帯域も強調しすぎていない自分が思うVestaxらしい音を出してくれています。
ただ、スクラッチ用のミキサーでミキシングには向いていないので、次のメインミキサーを時間をかけて探していこうと思います。
ミキシングしているより、普通に”レコードを聴く”ことが多いので本当に音のいいミキサーを探したいです。
UREI,E&S,BOZAKはロータリーなので今のところ購入予定なし。
Allen & Heathも機能が多すぎるので、無いと思う。

そうなると、PMC-580を買うときも天秤にかけたRODECMX-180か?
シンプル・質実剛健 &現場で使い慣れているので有力候補。

ん〜。なんかいいミキサーあったら教えて欲しいです。