“DJミキサー考察”
先週、3年ほどうちのメインミキサーとして僕に付き合ってくれたVestax PMC-580proが里子に出ました。
PMC-580は、先代の銘機PMC-50A(MK2ではないよ)の後釜として頑張ってくれました。
機能も豊富で操作性もよく、嫌いではなかったのですが、里子に出した理由として
(い)古きよきVestaxの質実剛健で素直な感じがない
→縦フェーダー、3BandEQ、各チャンネルのdbメーター、マスターアウトのdbメーターだけで良いのにUIがごちゃごちゃしている。
(ろ)エフェクターが邪魔
→エフェクターは殆ど使わないのに余計な機能てんこ盛り。最初のうちしかエフェクター使わなかった。
(は)EQのカーブが好みではない
→機材屋ではミックスの時の微妙な感じがわからない。そもそもミックス時もあまりEQ使わない。
(に)音質が好みではない
→これは完全に個人の好みですが。PMC-50Aに比べ、無駄に低音域をブーストしてる感じ。バランス悪し。
総評→VESTAXにしてはごちゃごちゃしててオモチャっぽい。これに尽きる。
以上。
思いつく範囲では上記のような感じですが、まだなにかあるかも。
もちろん購入したときは機材屋にアナログと針を持って行き試聴を何回もしました。
納得して買ったつもりが、使っていくうちに”しこり”が高まっていったのが正直なところです。
昔働いていたクラブでも”Vestax PMC-46“と長年Vestax製品を愛用してきたので、
ある程度、盲目的に信じて購入してしまったと今は思います。
もちろん10年前にDJミキサーに求められていたものと、現在求められてるものは違うと思います。
再生するソースがアナログからデジタルに遷ってきているので当然でしょう。
色々書いていますが決してPMC-580がダメなわけではないですよ?
銘機だと思います。各チャンネル+マスター+マイクの各チャンネルに独立したエフェクター搭載はPioneerのDJM800より先に実装されたと思いますし、自分的にはフィーリングもPioneerよりも合っていました。
ただ、その分音質の部分で納得いかなかったというか、3年使って露呈してきた部分が大きかった。
とりあえず今はVestax PMC07proにターンテーブルをつないでいますがVestaxらしい、特にどこの帯域も強調しすぎていない自分が思うVestaxらしい音を出してくれています。
ただ、スクラッチ用のミキサーでミキシングには向いていないので、次のメインミキサーを時間をかけて探していこうと思います。
ミキシングしているより、普通に”レコードを聴く”ことが多いので本当に音のいいミキサーを探したいです。
UREI,E&S,BOZAKはロータリーなので今のところ購入予定なし。
Allen & Heathも機能が多すぎるので、無いと思う。
そうなると、PMC-580を買うときも天秤にかけたRODECのMX-180か?
シンプル・質実剛健 &現場で使い慣れているので有力候補。
ん〜。なんかいいミキサーあったら教えて欲しいです。